研究課題/領域番号 |
26293113
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
平野 裕子 (小原裕子) 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (50294989)
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研究分担者 |
大野 俊 清泉女子大学, 文学部, 教授 (10448409)
比留間 洋一 静岡大学, 国際連携推進機構, 特任准教授 (30388219)
小川 玲子 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 准教授 (30432884)
天野 ゆかり 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 講師 (60469484)
坪田 邦夫 明治大学, 農学部, 客員教授 (40432885)
川口 貞親 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (00295776)
藤崎 郁 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (30285358)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 経済連携協定 / 外国人看護師 / 外国人介護職 / 国際労働力移動 / 移民 |
研究成果の概要 |
本研究は、二国間経済連携協定(EPA)に基づく外国人看護師・介護福祉士の受入れに関する日本社会における課題を、横断的・縦断的研究手法を用いて明らかにした。学際的な背景を持つ研究分担者らが行った研究は、5年間の助成期間中に40本の論文と92本の学会発表に代表される。主たる成果は、EPA看護師・介護福祉士の社会的人口学的特徴の推移に関する研究、受入れ病院・施設側の抱える問題に対する経済学的社会学的研究、外国人看護師・介護福祉士らの日本の国家試験の合格の蓋然性に影響しうる看護学的研究、外国人看護師・介護福祉士らの精神的健康に影響する公衆衛生学的研究等がある。
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自由記述の分野 |
保健医療社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、EPAに基づく看護師・介護福祉士の日本での受入れの実態を、外国人の立場からのみならず、受入れ病院・施設の観点から複層的にとらえることを目標に、定性的・定量的データを用いて把握したところにある。また比較的長期にわたる助成期間を活かし、横断的研究のみならず縦断的研究も行った。さらには研究班のメンバーの学際的特徴を生かし、社会学、経済学、看護学、公衆衛生学等の多方面から、包括的にデータを収集し、解釈を行った。 これらのことを通して、日本における今後の医療福祉人材の受入れのための施策提言に貢献しうる基礎的なデータを収集することができた。
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