研究課題/領域番号 |
26293143
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
鈴木 貞夫 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20226509)
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研究分担者 |
西山 毅 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (40571518)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 疫学 / コホート研究 / 分子疫学 |
研究実績の概要 |
研究に必要な①システム,②設備,③物品,④人的資源を整備し,研究開始に向けて体制を整えた. ① 研究システムの整備は,共同研究機関の岐阜健康管理センターとの調整を慎重に行っている.研究が健診業務の流れを阻害しない動線の確保,研究に必要な生体試料の健診内での取り方のルートなどの課題について討議を重ねた.また,検体の採取と保存,ナンバリングのシステム構築について,業者を交えて討議し,簡素でミスの少ないシステム構築についての手順書を作成した.ベースラインの調査票の内容,対象者の選定とインフォームドコンセントの取り方など話し合いを重ね,研究計画の素案を完成させた.質問票は,精神,心理,社会的要因を中心に,ベースラインのデータを自記式で回答させるアンケート形式のものを作成し,配布,回収のルートを確立した.以上の資料を基に,研究計画書を作成した. ② 冷凍庫を購入し,岐阜健康管理センター内での設置場所を決定した. ③ 検体保存に必要なチューブの選定を行った. ④ 岐阜健康管理センター受診者から,誰がどのような対象を研究に組み込むかについて討議を重ねた.研究スタッフが産業医を務める企業から多くの対象者を見込んでいるが,大きい集団からのリクルートに先立ち,パイロット的に小集団で研究システムの不具合がないか,確認を行いながら研究を進めていくこととした.したがって,今年度は当初より少ない数千人レベルのリクルートを予定している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は,研究はすでに開始している予定であったが,現時点ではまだ開始されていない.これは,共同研究機関の岐阜健康管理センターの健診のルートを阻害しないように研究のシステムを組み込まなくてはならないが,システム構築が予想外に困難だったことが主原因である.共同研究機関との信頼関係は,共同研究を行う上で不可欠であるため,計画について,慎重に話し合いを進める.
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今後の研究の推進方策 |
今年度前半には,研究の倫理申請を通して,研究を開始する.研究開始は,慎重な遂行が必要であるため,今年度の対象者数は数千レベルに設定する.
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次年度使用額が生じた理由 |
受診者のリクルートを開始する予定であったが,共同研究機関との調整のため,開始が遅れている.
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次年度使用額の使用計画 |
受診者のリクルートを開始し,数千人レベルの対象者を見込んでいる.
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