研究課題
岐阜健康管理センターと共同して健診内で研究同意と質問票データ,血液検体をとる方法について慎重に討議を重ね,研究システムの計画を作成した.パイロット的な研究で,質問票の項目が多いため,研究協力があまり得られないのではないかという危惧が出され,大きな課題となった.質問票について内容を厳選し,レイアウトに工夫を凝らしてA3裏表にまとめた.また,質問票をPDF化し,OCRで読み込むことにより,ミスを防ぎ省力化されたシステムを構築した.これらひとつひとつの実施が簡単ではなく,また相手があることであるため,解決に時間を要し,実質的な研究開始が計画より遅れてしまった.システム以外でも研究に必要な設備,物品,人的資源を整え,研究を開始した.研究の実施内容や方法の変更に対応して,常に計画書を更新し,適宜倫理審査の承認を受けている.現在まで,主に岐阜健康管理センターの人間ドック受診者を対象として研究を進めてきた.研究そのものに問題はなく,同意,質問票データや血液検体の収集のシステムも問題なく機能している.しかし,想定より受診者が少なく,同意率も高くないため,研究対象者があまり得られていない状況である.このことについても,岐阜健康管理センターと話し合いを重ね,新たに企業の健診に出向いて協力を依頼する方法を取り入れることとなった.また,これとは別に,既存のコホート研究に協力を依頼し,当研究の質問票に回答してもらうことで,対象数を増やす試みを開始した.その結果,岐阜健康管理センターでの研究同意者は約11,000人,既存コホートからのデータ回収が約4,000人分集まり,合計約15,000人の血液試料が保存され,問診データのデータベースが出来上がっている.岐阜健康管理センターの検診データについては,センターでのクリーニングが終了した時点で,連結可能匿名化の上,受け取ることになっている.
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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