研究課題/領域番号 |
26293152
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
荻野 景規 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70204104)
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研究分担者 |
長岡 憲次郎 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40752374)
江口 依里 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (60635118)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | アルギナーゼI / アルギニン / NO2- / NO3- / 仕事ストレス / 糖負荷 / P38MAPK |
研究実績の概要 |
企業健診における健康成人で、血清中アルギナーゼIがアルギニンと負の関連性を示すことを、これまで証明してきた。この関連性を喘息患者で検討したところ、喘息患者では、アルギナーゼIは、高値を示しつつ、アルギニンと負の関連性を示し、血清アルギナーゼIが高くなると血清アルギニンを消費していることが示された。 一般の健診における血清分離には10分以上の時間がかかり、亜硝酸イオン(NO2-)は硝酸イオン(NO3-)に酸化され、真のNO2-は測定できない。そこで、企業健診における血清を採血後5分以内に迅速分離確保し、血清中の亜硝酸イオン(NO2-)及び硝酸イオン(NO3-)を測定し、さらに血圧、HDLコレステロール、L-アルギニン、アルギナーゼI、IL-、ADMA、FVE1、呼気NO等を測定し、その関連性を検討した。NO2-は、HDL-コレステロールと正の関連、収縮期血圧と負の関連、L-アルギニンと負の関連を認めた。NO3-は、野菜摂取習慣と正の関連性、ADMAと負の関連を認め、アルギナーゼIは、IL-β及び収縮期血圧と正の関連、HDL-コレステロールと負の関連を認めた。すなわち、NO2-、NO3-は動脈硬化を抑制し、アルギナーゼIは、動脈硬化を促進することが判明した。 さらに、労働者において仕事ストレス(JCQ)と血清アルギナーゼIとの関連性を検討し、アルギナーゼIは、女性の仕事ストレス評価の指標となる可能性が認められた。 ヒト肝がん由来細胞HepG2を用いて、グルコース負荷とアルギナーゼ発現の関連性を検討し、肥満による高血糖によりアルギナーゼIが上昇することには、p38MAPKが関与している可能性が示された。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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