研究課題/領域番号 |
26293242
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
滝田 順子 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (00359621)
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研究分担者 |
加藤 元博 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 小児がんセンター 移植・細胞治療科, 医長 (40708690)
安戸 裕貴 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70422285)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 小児固形腫瘍 / 膵芽腫 / クローン進化 / β―カテニン |
研究成果の概要 |
難治性膵芽腫例から採取したマルチサンプリング検体を用いて、エクソーム解析を行った。肝転移巣検体については、計7か所の部位につき組織を採取し、それぞれのゲノム解析を行った。すべての腫瘍検体ではベータカテニンの変異と11pの片親ダイソミ―(UPD)が検出されたが、初発腫瘍と転移、再発腫瘍で重複する遺伝子変異、ゲノム変異は検出されなかった。転移、再発腫瘍では、初発時のmajor cloneに新たな付加異常が加わったクローンが大半を占めていた。従って、膵芽腫の発症にはベータカテニンの変異と11pのUPDが、最も重要な異常であり、その進展には、複数の異なる付加的なイベントが関与する可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
小児固形腫瘍
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