研究課題/領域番号 |
26293276
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
原田 浩 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (80362531)
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研究分担者 |
吉村 通央 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40597936)
小林 稔 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (40644894)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 放射線治療 / がん / 治療抵抗性 / 酸素恒常性 / エネルギー代謝 / HIF-1 / 低酸素 / 微小環境 |
研究成果の概要 |
遺伝学的スクリーニングを通してIDH3、UCHL1、LY6Eを新規HIF-1活性化因子として同定した。IDH3がHIF-1を活性化した場合、腫瘍血管新生が亢進した。UCHL1が過剰発現した場合には、HIF-1αの脱ユビキチン化を介して、がんの遠隔転移能が誘導された。LY6Eが過剰発現するとHIF-1α遺伝子の転写が亢進し、血管新生が誘導された。IDH3、UCHL1、LY6Eの腫瘍内発現量が高い場合、がん患者の生命予後が不良であることが確認された。UCHL1-HIF-1経路が活性化すると、ペントースリン酸回路依存的に細胞内GSHレベルが増加し、がん細胞が放射線抵抗性を獲得することが分かった。
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自由記述の分野 |
放射線腫瘍生物学
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