研究課題
基盤研究(B)
中性子捕捉療法では、照射する領域(照射野)の寸法形状の制御が重要となる。治療の品質保証・品質管理(QA/QC)としては、中性子捕捉療法に有用な熱・熱外中性子、並びに有害な高速中性子・γ線の3次元分布測定が望まれる。本研究ではこのため、ゲル検出器に、これら4つのビーム成分それぞれを増感する材料を組み合わせ、4成分の3次元空間分布を簡便に弁別測定し、中性子捕捉療法の照射場の各成分強度分布を品質保証する条件を明らかにした。今後、実用に向け、精度検証とさらなる改良の研究に取り組む予定である。
医学物理学