研究分担者 |
荒川 悠佑 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 徳島大学特別研究員 (00448325)
池本 哲也 徳島大学, 大学病院, 特任准教授 (20398019)
田中 真二 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30253420)
安友 康二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30333511)
濱田 康弘 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30397830)
岩橋 衆一 徳島大学, 大学病院, 特任助教 (30531751)
片桐 豊雅 徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (60291895)
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (60398021)
居村 暁 徳島大学, 大学病院, 特任教授 (90380021)
親泊 政一 徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (90502534)
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研究実績の概要 |
若年及び加齢肝星細胞機能解析(Mouse) 若年・加齢C57BL/6 雄性マウス肝から密度勾配分離法によりHSCを抽出したところ、加齢HSCにおいてvitamin A小滴が多数認められた。活性化状態はHSC分離後24/48hr後までは加齢肝においてcytoglobin/αSMA mRNAが有意に高値であったが、分離後72hrで発現が逆転しており、加齢HSCはすでに活性化状態にあるが、活性化反応は減弱していた。また加齢HSCにおける加齢マーカーp16は有意に上昇、SMP30は有意に減弱しており、HSCの老化も示唆された。さらに加齢HSCのHGF mRNAは分離後24hrで有意に低下し、medium内のHGF分泌も有意に低下しており、若年・加齢HSCによるconditioned mediumの若年肝細胞培養では、加齢群における肝細胞再生能(ki67 labeling index)が低い傾向を認め(p=0.15)、western blottingにおけるPCNA発現も加齢群が培養後48hrで低下していたことから、加齢HSCの機能低下による肝再生能への影響が示された。ただER stressマーカー(Xbp1/Atf4/Atf6/CHOP mRNA)発現には一定の傾向を認めず、加齢とER stressの関連を示すことができなかった。 若年及び加齢肝星細胞機能解析(Human) 70歳以上を加齢群(n=3)、50歳以下を若年群(n=2)とし、同様の手技でヒト肝星細胞を分離した。加齢マーカー(p16, SIRT1, SHC1)を解析したところ加齢群でSIRT1, SHC1が発現上昇している傾向を確認したが、TGF-βに関しては差を認めなかった。
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