研究課題
近未来の「難治性消化器癌」創薬の実現に向け、①「動物モデル研究」を中心に据え、②「解析」、③「創薬」基盤を構築した。【動物モデル研究】・臨床的な抗癌剤・分子標的剤の反応性と、『ヒト化』モデルの癌代謝産物(オンコメタボライト)の相関を明らかにし、層別化から高精度「予測」技術の確立した。【解析】・癌代謝における律速段階の制御技術の確立。特に、K-RAS変異で活性化するグルタミン代謝と活性酸素制御経路に注目した。【創薬】・癌代謝特性を標的化した「核酸医薬を搭載した代謝リガント装着ミセル」による疾患制御技術の確立した。難治性消化器癌の患者の実態を反映する癌代謝の整理活性化物質の流れを明らかにした。次年度に向けて順調に推移した。
1: 当初の計画以上に進展している
難治性消化器癌の患者の実態を反映する癌代謝の整理活性化物質の流れを明らかにし、次年度に向けて順調に推移している。
当初の研究計画に基づいて、難治性消化器癌の患者の実態を分子病理的に正確に反映する疾患モデルの構築を進める。また癌代謝解析のダイナミックスを理解し創薬の作用点を明らかにする。さらに創薬化合物はDDS搭載として開発する。もって患者の実態を高精度に反映するモデルの構築から円滑な創薬の実現に向けて研究パイプラインを構築する。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (4件)
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