研究課題/領域番号 |
26293322
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
中田 光俊 金沢大学, 医学系, 教授 (20334774)
|
連携研究者 |
平尾 敦 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (90343350)
源 利成 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (50239323)
|
研究協力者 |
董 宇
古田 拓也
サビット 淑瑠ヘムラ
北林 朋宏
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | グリオーマ / 幹細胞 / ドラッグリポジショニング |
研究成果の概要 |
本研究では悪性グリオーマ発生の根幹をなすグリオーマ幹細胞に対して抗腫瘍効果を有する薬剤を1,300種類の既存医薬品の中から探索した。グリオーマ幹細胞に対する増殖抑制効果をスクリーニングした後に既報告薬剤および臨床試験済薬剤を除外した。絞られた候補薬剤の中で、分子量が小さく抗精神病薬として使用されているfluspirileneに着目した。Fluspirileneはグリオーマ幹細胞形質を濃度依存性に阻害し、グリオーマ細胞株の増殖、浸潤を濃度依存性に抑制した。さらにマウスモデルにおいて腫瘍の形成、増殖、浸潤を抑制した。以上よりfluspirileneは有用な抗グリオーマ薬と考えられた。
|
自由記述の分野 |
脳腫瘍学
|