研究課題/領域番号 |
26293333
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
土屋 弘行 金沢大学, 医学系, 教授 (40227434)
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研究分担者 |
林 克洋 金沢大学, 大学病院, 助教 (80507054)
山本 憲男 金沢大学, 医薬保健学総合研究科, 教授 (90332668)
三輪 真嗣 金沢大学, 大学病院, 医員 (40753455)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 骨 / 悪性腫瘍 / 蛍光 / イメージング / 手術 |
研究実績の概要 |
悪性骨軟部腫瘍に対する新規治療として、蛍光ガイド下手術(Fluorescence-guided surgery: 以下FGS)の有用性について検討した。骨転移巣から樹立されたヒト前立腺がん細胞株PC-3をヌードマウスの脛骨に移植することにより骨転移モデルを作成した。PC-3が抗CEA蛍光抗体(抗CEA DyLight 650)により蛍光標識されることをin vitroで確認したのちに骨転移モデルマウスの尾静脈に抗CEA DyLight 650を注射したところ、転移巣が蛍光を発することが確認できた。蛍光を確認しながら腫瘍を切除したところ、明視野で腫瘍を切除したグループに比べて有意に再発を抑制した。 前立腺癌骨転移の手術適応は限定されるが、同様の手技を他の癌種由来の骨転移巣にも使うことができると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定の実験を行っており、学会発表、論文発表も行えているため。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画を予定通りに遂行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定よりも少ない実験動物、試薬で結果が出せたため次年度使用額が生じたが、経過は予定通りに遂行できている。
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次年度使用額の使用計画 |
物品費として使用する予定である。
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