研究課題/領域番号 |
26293373
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
園田 康平 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10294943)
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研究分担者 |
柳井 亮二 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (10346554)
山崎 晶 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40312946)
森重 直行 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40346565) [辞退]
藏滿 保宏 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50281811)
木村 和博 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60335255)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 自然炎症 / アラーミン / 内在性幹細胞 |
研究実績の概要 |
自然炎症制御を基軸とした網膜自己再生促進というテーマで3年間取り組んだ。途中山口大学から九州大学に移ったが、資金の移管は支障なく行い、研究体制を維持することができた。 3つのモデル動物を比較することにより、IL-1aとIL-6産生能においてC-type lectin receptors(Mincle, DLEC9A), NOD-like receptors(NLRs)が重要な働きを示すことを見いだした。これらが引き起こす自然炎症は、ミュラー細胞由来と思われる内在性の先祖帰り細胞を活性化させていた。これらの細胞を純化後にプロテオミクスで検討した結果、4つのタンパク、特にDRP-2, DRP-3のロングアイソフォームを特異的に発現していることを突き止めた。DRP-3のノックダウンを行うことでこの現象の制御が可能であった。 更にマウス網膜組織からミュラー細胞を単離・培養した上で、幹細胞誘導を試みた。培養には血清を含まない細胞培養液を使用し、形質転換の可能性があるため継代は行わず、新たに単離したミュラー細胞を用いる。DRP-3を投与した。またDRP-3ブロッキング抗体を作製し、評価系に加えてた。評価にはイメージングサイトメーターを使用し、経時的な形態学的変化や免疫染色による幹細胞分化の確認を行うと共に、コロニーアッセイでの定量を行った。DRP-3を加えることでミュラー細胞の分裂能が増加することは確認できたが、神経幹細胞マーカーであるネスチンの発現まで至る細胞は一部にとどまっていた。DRP-2を加えることにより更にこの傾向を増強できたので、この二つのタンパクに加えて、他の候補タンパクとの相互作用が重要であると示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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