研究成果の概要 |
歯周病は歯周病原細菌による慢性感染によって歯周組織が破壊される感染症である。本研究では、Porphyromonas gingivalisが産生するプロテアーゼ「ジンジパイン」が、歯肉上皮細胞の生理機能に重要なPI3K/Akt経路に対する作用を調べた。ジンジパインによりPI3K/Aktは抑制され、その抑制はジンジパインの細胞外作用とジンジパインの酵素活性を必要とすることが示唆された。さらには、Akt下流タンパク質であるGSK3, mTOR, Bad, PRAS40, MDM2のリン酸化レベルの変化を示し、それらの活性への影響が考えられた。
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