OCTならびにμCTを用いたポスト孔の非破壊観察により,以下の結論を得た. 1. 非破壊観察によりレジンコア内の気泡やレジンと象牙質とのギャップを観察できた.OCTではセメント質を除去することで内部の描出がより鮮明となることが明らかとなった. 2.OCTの画像は屈折率が変化する部位で強いシグナルを認めるためギャップを明示しやすく,μCTは観察深度に制限がないため,全体像や細部の形態を確認しやすいことがわかった. 3. OCTを用いて,ポスト孔内レジン硬化時のギャップ形成を動的に捉えることができた.そのギャップは,光照射10-12秒後に歯冠側6 mmの部分から始まり,根尖側に伸展した.
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