研究課題
1.SCAQを活用したセルフケア能力を高める看護支援プログラムの普及セルフケア支援に関心をもつ看護師を増やすために、SCAQを活用したセルフケア能力を高める看護支援(以下、セルフケア支援、とする)の事例検討等を含む公開研究会を年間3回実施した。また、3つの看護系学会におけて、セルフケア支援プログラムに関する交流セッションの機会を設けた。そして、希望者には、SCAQを活用したセルフケア支援の入力シート(レーダーチャートを含む)を配布した。1施設において、SCAQおよびセルフケア支援の入力シートが電子カルテに導入された。2.SCAQを活用したセルフケア能力を高める看護支援プログラムの効果の検討(1)セルフケア支援を行う看護師の教育プログラムの成果:「セルフケア能力を高める支援を行う看護師のための教育プログラム」を修了した看護師(n=65)は、セルフケア支援への「自信」が高まり、3か月後も「自信」は継続していた(p<0.05)。(2)看護支援プログラムの効果:(1)を修了した看護師によるセルフケア支援を受け調査協力に同意した疾患や障がいをもつ人は64名(脳血管疾患患者31名、糖尿病患者16名、呼吸器疾患患者8名、心不全患者9名)であった。セルフケア支援介入前をベースラインとして、支援開始後1ヵ月、3か月、6カ月、12か月の時点で質問紙調査を実施した。セルフケア能力(SCAQスコア)は、ベースラインと比較すると、1か月後(n=54)、3か月後(n=49)、6か月後(n=43)、12か月後(n=36)のいずれも有意に向上していた(p<0.05)。また、QOL(SF-8スコア)は、ベースラインと比較すると、1か月後(n=44)、3か月後(n=40)、6か月後(n=38)、12か月後(n=32)のいずれも有意に向上していた(p<0.05)。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017
すべて 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件)