研究課題/領域番号 |
26293481
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
福井 小紀子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40336532)
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研究分担者 |
藤田 淳子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (10553563)
辻村 真由子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (30514252)
池崎 澄江 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (60445202)
乙黒 千鶴 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教 (50613931)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 在宅看護 / 地域包括ケア / 多職種連携 / 在宅終末期ケア |
研究実績の概要 |
3年間の最終年度には、2年目に完成させた、終末期を8時期(チーム形成期、チーム始動期、予後月単位、週単位、日単位、2-3日、24時間以内、臨終期)に分けて3職種それぞれの連携の具体的内容を盛り込んだ「終末期医療介護連携 プログラム」を用いて、対象地域K市全域の訪問看護師、ケアマネジャー、介護職の3職種の研究参加者を募り、参加者を区ごとに無作為に分けて、wait-list- controlのデザインを用いる無作為比較試験を行った。すなわち、介入群の4区の3職種には、このプログラムを用いた研修会とアンケート調査を7月と2月の2回実施した。対照群の3区の3職種には、7月と2月の2回に介入群と同様のアンケート調査を実施したのち、介入群と同様の研修会を実施した。結果、介入群151名、対照群142名の参加者を得られた。信頼性と妥当性の確保された3尺度である「顔の見える関係評価尺度」、「連携意識評価尺度(Team Climate Inventory)」および「連携行動評価尺度」を用いて測定した両群の顔の見えるレベル、連携意識の程度、および連携行動の程度は、訪問看護師は介入前の値が高く前後の効果は認められなかったものの、ケアマネジャーと介護職は2群間の介入効果が数値的に認められた。また、訪問看護師からは、研修会参加により介護職が抱いている思いがわかり、相互理解が深まった、また、連携の重要性が確認でき、医療職である看護師からの情報発信や主体的な連携構築の重要性が実感できたという評価が得られた。これらの結果から、本プログラムは、終末期の医療介護連携の促進に有効であることが示された。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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