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2014 年度 実績報告書

小児外来でのファミリーパートナーシップモデルに基づく多職種による育児支援の有効性

研究課題

研究課題/領域番号 26293488
研究機関北海道医療大学

研究代表者

三國 久美  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)

研究分担者 広瀬 たい子  東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 教授 (10156713)
大久保 功子  東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 教授 (20194102)
岡光 基子  東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 助教 (20285448)
柴田 睦郎  北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 准教授 (10438385)
木村 恵  北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 講師 (30708582)
堀内 ゆかり(城谷ゆかり)  北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (70235761)
小林 健史  北海道医療大学, 心理科学部, 助教 (60583903)
草薙 美穂  天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (90326554)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード小児科 / 外来 / 育児 / 支援 / 多職種
研究実績の概要

平成26年度は、育児支援相談を開設するために以下の準備を行った。
1.ファミリーパートナーシップモデル(FPM)に基づく育児支援の講習会準備
平成26年9月に共同研究者および連携研究者とともにFPMを開発したクリスピン・デイ博士が主催する講習Family Partnership Foundation Courseを受講し、再度、FPMに基づく育児支援のあり方を学習した。この講習内容を踏まえ、日本の現状に応じたFPM育児支援講習会の内容を検討した。脳科学の最新知識やパートナーシップモデルに関する抽象度の高い内容を、育児支援担当の実務者に講習するためには、カリキュラムの作成や事前の綿密な準備が必要であった。そのため、まずFPM育児支援講習会の講師を務める予定の研究分担者、連携研究者が集まり、打ち合わせ会議を行うとともに、文献学習を実施した。平成27年度は、FPM育児支援講習会の内容を精選させるために、複数回のトライアル講習会を開催することとなった。また、平成27年度内に講習会の内容について、クリスピン・デイ博士より助言を受ける予定である。
2.小児科外来で育児支援を行うための諸準備
研究代表者が所属する機関の倫理審査委員会および病院内の倫理審査委員会で、本研究の倫理審査を申請し、承認を得た。また、看護部、小児科外来担当看護師および育児支援実務予定者に本研究の主旨を説明し、次年度から育児支援を実施する承認を得た。さらに、使用予定の場所の確認、記録要旨、効果を判定するための各種の質問紙、検査用紙、検査キッドなどを購入し、育児相談開始のための準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成26年度の当初の計画では、育児相談を実施する看護職にファミリーパートナーシップ(FPM)に基づく育児支援の講習を実施する予定であった。しかし、FPMの開発者であるクリスピン・デイ博士の提唱する講習内容を吟味したところ、脳科学の最新知識に基づく高度な内容が多く、講習を実施するには、かなりの文献学習とトライアルが必要であることが判明した。そのため、年度内にFPMに基づく育児支援の講習会の開催ができなかった。

今後の研究の推進方策

申請時の計画で予定したとおり、H27年度中に小児科外来での育児支援相談を開始する。前述したようにH26年度内にFPMに基づく育児支援の講習会の開催ができなかったため、まずは講習を受けない段階で通常の育児相談を実施する。その後、H27年度末にFPMに基づく育児支援の講習会を受講する。FPMに基づく育児支援の効果を評価するために、講習受講前後の育児支援実務者および受け手である母親を対象とした調査を行う。

次年度使用額が生じた理由

育児相談を運営するための備品や発達検査キッドの購入、FPM講習会の開催に伴う会場費や教材等を購入する予定であったが、FPM育児支援講習会の開催準備が整わなかったため、これらの使用が次年度になった。

次年度使用額の使用計画

平成27年度6月には、備品や発達検査キッドを購入する予定である。また、平成27年度内に複数回のFPM育児支援講習会(1コース2日間)のトライアルを開催したうえで、平成27年度末には、本研究で育児支援の実務を担当する看護職にFPM育児支援講習会を開催する。そのために必要になる会場費に支出する。

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公開日: 2016-06-01  

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