研究課題
本研究の目的は,科学系博物館等における展示支援及び学習支援の現状を,視覚や聴覚に障害のある人を対象にした情報アクセシビリティ(Design for All,ユニバーサルデザイン,インクルーシブデザインを含む)の立場から世界的規模で明らかにし,その指針と評価手法の方針を打ち出すことである。平成28年度は引き続き,世界の博物館での先進的な取り組みを調査すると共に,日本科学教育学会第40回年会(大分)において,国内の学芸員の方々を招聘し指定討論をオーガナイズした.指定討論では「科学系博物館における情報アクセシビリティの取り組み 」というテーマのもと,国立科学博物館,北海道博物館,名古屋市科学館での取り組みが報告され,情報アクセシビリティーの視点から,視覚や聴覚に障害がある人もない人も同様に科学への憧れや理解増進を促す活動について議論を交わし意見交換を行った.この指定討論では特に,平成28年4月1日から施行される「障害者差別解消法」を受けて,博物館等の科学コミュニケーションの現場において取り組み可能な,障害に対する合理的配慮を明らかにするとともに,その克服・改善のためのデザイン指針を策定の基盤を構築することができた。また,国際会議(International council of Museum)において,感覚障害者を対象にした科学学習用デジタルコンテンツをデザインし,国立科学博物館においてワークショップを行った結果について発表を行い,海外の研究者との研究交流を行った,
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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