研究課題/領域番号 |
26301006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 大阪成蹊短期大学 |
研究代表者 |
山田 勅之 大阪成蹊短期大学, 観光学科, 教授 (40582995)
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研究分担者 |
大野 旭 (楊海英) 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (40278651)
石原 享一 北海商科大学, 商学部, 教授 (60283850)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 観光 / 少数民族 / 新疆 / 内モンゴル / 政治経済 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、民族問題が先鋭的に表出する内モンゴル自治区と新疆ウイグル自治区において、観光に関わる文化や産業が、どのような動態を示しているのかを検討することであった。政府は観光の現場において、少数民族の文化を中華民族の一体性を見せようと図っているが、むしろ民族問題に苦慮する政府の姿が浮き彫りになるなど、その実態が見える結果となった。一方、観光産業の分析から、少数民族は必ずしも観光発展の経済的果実を得ていないわけではない実情が明らかになった。このような観光の動態分析から、中国の民族に問題に切り込める、一つの可能性を示し得たと考えたい。
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自由記述の分野 |
観光社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、先鋭的な民族問題が多発する内モンゴル自治区と新疆ウイグル自治区において、観光の実情を探るものである。宗教施設や民族居住地域、祭事、及びホテルや旅行会社、土産屋などの調査を通じて、これらの地域における観光の実態を総合的に把握した。中国において、これら少数民族における調査研究の困難さを踏まえると、このような観光の動態分析から、中国の民族に問題に切り込める、一つの可能性を本研究は示し得たと考えられる。
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