研究課題/領域番号 |
26301024
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
馬場 敏幸 法政大学, 経済学部, 教授 (00359663)
|
研究分担者 |
苑 志佳 立正大学, 経済学部, 教授 (00308123)
相澤 龍彦 芝浦工業大学, デザイン工学部, 教授 (10134660)
河村 哲二 法政大学, 経済学部, 教授 (20147010)
近藤 章夫 法政大学, 経済学部, 教授 (60425725)
兼村 智也 松本大学, 総合経営学部, 教授 (70367548)
折橋 伸哉 東北学院大学, 経営学部, 教授 (90364398)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | ブラジル / 金型産業 / サポーティング産業 / 裾野産業 / 自動車産業 / グローバルサプライチェーン / 産業集積 / 経済地理 |
研究実績の概要 |
今年度はブラジル金型研究の総括としてこれまでの金型研究内容の発表に力を入れた。2018年6月にブラジルサンパウロ大学で開催された自動車学会(GERPISA)では、これまでのブラジルでの金型産業の研究成果” Progress of the dies and molds industry and the role of the German immigration network in Brazil: Case studies in ABC districts in Sao Paulo, Resende, and Joinville”を発表した。 これは、これまでの研究調査によって明らかになった、ブラジル金型産業の形成と発展段階、地理的広がり、技術蓄積などについてまとめた内容である。需給構造から見たブラジルの金型産業は需要サイドの要求する金型を質、量共に供給できていない状態であり、この状況は貿易統計分析によってその実態を明らかとした。しかし、ドイツ人移民都市であるJoinvilleを中心とするブラジルの新興金型企業群は、その現状を踏まえ、技術的課題にとりくみ、質的向上に努めていた。現地調査に基づくと、Joinvilleでは中核企業のスピンオフとして金型企業が誕生し、地域集積とドイツとの移民ネットワークを活用することでブラジルの金型産業発展に取り組む状況を明らかとした。 日本ではブラジル金型研究はほとんどなされていない状況であり、ブラジル金型産業について実態が明らかとなったことは金型研究上重要な寄与があったと思われる。また日本においても調査によって明らかとなったブラジルの金型産業について、中部プラスチック金型協同組合で報告するなど研究成果の社会還元に努めた。
|
現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|