• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

日米大学のURAの役割・機能の比較分析

研究課題

研究課題/領域番号 26301026
研究機関法政大学

研究代表者

玄場 公規  法政大学, 大学院イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (80313039)

研究分担者 矢野 正晴  明治大学, 研究・知財戦略機構, 研究推進員 (40321575) [辞退]
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードURA / 研究支援 / 大学 / 技術経営 / 科学技術政策
研究実績の概要

本研究は、海外及び日本の先進的な研究大学の詳細なフィールド調査を行い、研究大学のURA(ユニバーシティ・リサーチ・アドミニストレーター:以下URA)の機能、モチベーション及び役割の比較分析を行うことを目的としている。2016年度においては、研究の最終年度として、スタンフォード大学を分析対象としてフィールド調査を実施した。調査の結果、以下の三点が明らかとなった。第一にスタンフォード大学のURA人材には、高度な専門性を有し、また、学内及び学外の豊富なキャリアパスを経た人材が数多くいることが確認された。具体的には、高度に専門的な研究内容をある程度まで理解できるアカデミックな素養を有している人材に加えて、アカデミック・キャリア以外の法律、財務・会計、知財などの高度な専門性を有している人材が多岐にわたって採用されていた。さらに、多様な研究人材に対応するための柔軟性や、チームの一員として他者と協働できる協調性などの対人能力を有する人材が求められている。第二に、スタンフォード大学のURA人材の多くは、研究支援人材としてのキャリアに高い満足感を示しており、自身の興味とライフスタイルにあわせて選んだ職種であることも確認できた。また、大学で最先端の知に触れ、研究者の知的活動を支援できることに責任感とやりがいを感じ、同時に、柔軟な就労形態が可能であるURAという専門職が望ましい職種であると考えられている。第三に、一般に米国のシリコンバレー地域は雇用の流動性が高いことで知られているが、スタンフォード大学のURA人材の雇用の流動性は決して高いわけではなく、そのことが大学の研究活動を効率的に支えている可能性があることが分かった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Training innovators at the stanford biodesign program and its implications2016

    • 著者名/発表者名
      Mariko Yoshihara Yang, Kiminori Gemba, Schumpeler Tamada
    • 学会等名
      2016 Portland International Conference on Management of Engineering and Technology (PICMET)
    • 発表場所
      Honolulu(USA, State of Hawaii)
    • 年月日
      2016-09-04 – 2016-09-08
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi