研究課題
基盤研究(B)
本研究は、日本の教員養成改革動向を踏まえて、9ヶ国(米、英、仏、独、フィンランド、ラトビア、露、韓国、タイ)の学部後課程について、そのシステム及びカリキュラムを比較したものである。得られた知見として、以下の3点を示すことができる。1.学部課程と学部後課程のカリキュラムの接続関係として、「融合型」「継起型」「分離型」に類別でき、その特質を踏まえた運営がなされている。2.多くの国で「理論と実践の融合」は、教員養成担当教員の専門性、キャリアによって担保されている。3.大学での養成や実習校での実習についての責任の明確化や制度的安定化が図られている。
公教育経営学