研究課題/領域番号 |
26303002
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
畑 光彦 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (00334756)
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研究分担者 |
古内 正美 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (70165463)
関口 和彦 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50312921)
鳥羽 陽 金沢大学, 薬学系, 准教授 (50313680)
松木 篤 金沢大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90505728)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 国際研究者交流 / エアロゾル / 大気環境 / ナノ粒子 |
研究実績の概要 |
6月に金沢で行われた国際学会,アジアエアロゾル会議(AAC2015)の開催に合わせて,その時点でのネットワーク参加者全員の共著で研究成果を公表した。同学会では関連テーマを含め合計約20件の発表を行った。この会議期間中に国内外の研究者とその協力者合計約30名による会合を行い,10月に共同観測を行うことを決定した。 約2ヶ月の準備の後,10月末から1週間ネットワーク初となる共同観測を国内5ヶ所,海外5ヶ所,合計10ヶ所で行った。その結果を議論するため,12月にタイ・ハジャイ市のプリンスオブソンクラ大学でワークショップを開催し,10件の発表を行った後,約40名の参加者間で最初の共同観測の方法・結果について議論を行った。装置の課題,方法の改善点などが議論され,2度目の共同観測を3月に行うことについて同意を得た。 装置の課題に対応して改良を行い,消耗品を準備して3月末に共同観測を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
通年観測に加え,研究計画書にある2度の共同観測を行うことができた。成果の公表と議論のため,2度のワークショップと国際学会での共同発表を行うことができたことから,おおむね順調に進展していると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度を迎えるにあたって,総括と今後の方向性の議論が重要となる。ネットワークのノウハウを反映してナノ粒子の分離捕集・成分分析の方法についても議論が進んでいる。成果公表のための論文投稿と,ネットワークの定着と発展を展望した研究計画の提案を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究は通年の定期観測を前提としているが,年末の消耗品の調達が予定からずれたため,残額が発生した。
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次年度使用額の使用計画 |
上記の理由で定期観測の予定をずらしたが,消耗品が必要なので,その費用に充てる。
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