研究課題/領域番号 |
26303008
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大島 義信 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10362451)
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研究分担者 |
宮下 剛 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20432099)
西川 貴文 長崎大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50512076)
長山 智則 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80451798)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 舗装 / 維持管理 / ラフネス |
研究実績の概要 |
今年度は,ケニアおよびウガンダを中心とした道路調査を行った.ウガンダでは,カンパラ市,ジンジャ市の市内道路を含む幹線道路を対象とし,路線別のラフネス指標を求めた.その結果,都市道路周辺でのIRI指標が高く,路面が悪化傾向にあること,幹線道路沿いにある集落付近でのIRI指標が低いが,低速やハンプによる影響が考えられることなどが明らかとなった.カンパラ市では,特定の箇所のIRI値が極端に高く,またポットホールなどが多数確認されており,交通量だけでなく施工上の問題もあると考えられる. ケニアにおいては,ケニアからウガンダへ続く幹線道路,西部道路,海岸沿いの幹線道路などを調査した.一部,過年度に実施した調査区間と重複する地域があったため,その比較も行った.今年度の調査の結果,新設の幹線道路や都市部付近では低いIRIとなったが,おおむね高いIRIを示していること,過年度と比較してやや高いIRIを示していることなどが明らかとなった.高いIRIを出した原因には,舗装劣化による要因のほかに,システムの変更が考えられるため,分析を続けていく予定である.また,低速によるIRI計測の不安定化など,技術的課題も明らかとなった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していたケニアおよびウガンダについて,主要な幹線道路のIRI計測が実施できたため.
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今後の研究の推進方策 |
今年度はアジア,特にラオスを中心として計測を実施していく予定である.また,測定精度の確保など,技術的課題についても取り組んでいく.
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