研究課題
基盤研究(B)
近年、アジア半乾燥地域では、家畜頭数が大幅に増え、草原の荒廃が著しい。本研究では、砂嵐発生頻度が大きいモンゴル国中央部および南部、中国内蒙古自治区北部を対象として、植生、土壌、微生物の調査を実施した。この結果から、植生被覆や土壌腐植含量など地表面状態の地域差を明らかにした。さらに、この地域の複数地点で植生被覆、土壌特性、環境汚染物質、特に、発がん性物質などを調査した。以上の調査を研究開始2年半継続実施した結果から、上記物質の我が国への影響について解析し、環境資源、野生生物の保護のための対策の必要性についてまとめた。
土壌科学