Tephresia purpureaから有効成分として新規ベンゾフラン化合物4-methoxybenzofuran-5-carboxamide (HMBC)を同定した。MBCAはPKCδ;の活性化を抑制しH1R遺伝子発現を抑制した。MBCAの異性体はMBCAよりも強いH1R遺伝子発現抑制活性を示した。アレルギーモデルラットにおいて、MBCAは鼻粘膜のH1R遺伝子や、IL-4, IL-5などのTh2サイトカイン遺伝子発現抑制を介して鼻症状を改善した。MBCAはIL-33遺伝子発現を抑制することから、アレルギー性鼻炎の急性症状だけでなく慢性症状も改善できる可能性が示唆された。
|