タイ国境地域患者由来アルテミシニン耐性熱帯熱マラリア原虫の株化と耐性遺伝子の同定

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26305009
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 寄生虫学(含衛生動物学)
• 研究機関: 東京医科歯科大学 (2017); 三重大学 (2014-2016)
• 研究代表者: 岩永 史朗 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (20314510)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: マラリア / アルテミシニン / 薬剤耐性

研究成果の概要

現在、アルテミシニン耐性原虫がタイ国境地域で出現し、その拡散防止が喫緊課題となっている。本研究ではタイ-ミャンマー国境地域由来原虫に対し独自の指標に基づき設定した条件下でスクリーニングを行い、アルテミシニン耐性原虫株の樹立した。更に同耐性原虫株より独自に開発した耐性遺伝子迅速同定法を用いて耐性遺伝子候補を同定し、細胞内の酸化状態が耐性に重要な役割を果たすことを示唆した。

自由記述の分野

寄生虫学