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2018 年度 研究成果報告書

東南アジアの噛みタバコ習慣と口腔粘膜DNAメチル化異常の擦過標本による検討

研究課題

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研究課題/領域番号 26305035
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分海外学術
研究分野 外科系歯学
研究機関岐阜大学

研究代表者

柴田 敏之  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226172)

研究分担者 加藤 恵三  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (40397336)
米本 和弘  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (80422731)
安彦 善裕  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
牧田 浩樹  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 講師 (50345790)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード口腔 / 粘膜病変 / メチル化異常 / 東南アジア
研究成果の概要

本研究では,口腔癌発生におけるDNAメチル化異常の関与を明らかとするために,噛みタバコの習慣による病変のDNAメチル化異常を口腔粘膜擦過標本にて検証した。本研究の大前提となる擦過標本の正確性を検証するために擦過標本と組織標本との相関性を検討した所,両標本でほぼ同等であった。口腔癌症例において採取された擦過標本を解析した所、p16、MGMTともに陽性率10%を示した。口腔癌患者の血清中のメチル化異常DNA断片を検索した所、p16で高率に観察され,マーカーとして有望と考えられた。また,DNAメチル化異常はp53遺伝子変異を観察する前段階で観察され,早期発見に有望と考えられた。

自由記述の分野

外科系歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,口腔癌の発生機序におけるDNAメチル化異常の関与を明らかとするために,噛みタバコの習慣による口腔癌・前癌病変の多発する東南アジアを含むフィールドでDNAメチル化異常を口腔粘膜擦過標本にて検証した(最終的な目標は,前癌病変(状態)を擦過標本で検出することを遠望している)。その結果,癌病変の擦過標本で組織標本と同等の(相関性のある)DNAメチル化異常が検出された。また,種々のDNAメチル化異常はp53遺伝子変異を観察する前段階で観察され,口腔粘膜の擦過標本のDNAメチル化異常の検索が,口腔癌・口腔前癌病変の早期発見に有用と考えられた。

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公開日: 2020-03-30  

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