研究課題/領域番号 |
26310105
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
本村 昌文 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (80322973)
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研究分担者 |
近田 真美子 福井医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00453283)
佐々木 守俊 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (00713885)
出村 和彦 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (30237028)
大貫 俊夫 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (30708095)
吉葉 恭行 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (50436177)
工藤 洋子 東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (70438547)
加藤 諭 東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
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研究期間 (年度) |
2014-07-18 – 2019-03-31
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キーワード | 老い / 死生観 / ケア / 看取り / 老年学 |
研究実績の概要 |
平成29年度は、本研究課題の最終年度にあたり、研究成果の公開として、①成果公開シンポジウムの開催、②論文集の刊行の2点を中心に研究を実施した。 ①については、平成29年12月23日に北京日本学研究センター(中華人民共和国)において、本研究課題名「ケアの現場と人文学研究との協働による新たな〈老年学〉の構築」と同様の名称のシンポジウムを開催し、研究成果の発信を行った。具体的には、本研究課題の研究代表者(本村)、研究分担者(吉葉恭行、加藤諭、工藤洋子)、研究協力者(諸岡了介)、計6名が研究成果の報告を行い、研究協力者(山本大介、松田美恵子)2名が各報告にコメントを行った。 ②については、これまでの研究成果を論文としてまとめるべく各自が原稿の準備に尽力した。研究代表者の本村のほかに研究分担者(吉葉恭行、加藤諭、近田真美子)、研究協力者(日笠晴香)の計5名を編集委員とし、平成29年9月、12月、平成30年3月と計3回の編集会議を開催し、論文集の構成、内容の検討を行った。その結果、昨年度の成果である①現代日本における「老い」の諸相、②日本における「老い」の観念の歴史的形成、③西洋・東洋における「老い」の観念の多様性をもとした3部構成とした内容とすることとし、総勢23名の執筆者による論文集の骨格が定まり、原稿を集めることができた。しかし、出版社の刊行に関する諸事情により、論文集の刊行を年度内に行うことが難しくなったため、期間を延長し、平成30年度の早い時期に論文集を刊行することとなった(平成30年9月刊行予定)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
最終年度である平成29年度に論文集を刊行する予定であったが、出版社の事情により刊行が平成30年度に延びたため。そのほかは順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
論文集の刊行が延びたことによる期間延長を有効活用するため、平成29年9月を締めきりとして集めた原稿について、内容の深化・充実、各章ごとのつながりなどをより明確化させるために、各執筆者にいったん返却し、平成30年2月末日にあらためて原稿を集約した。平成30年5月8日までに出版社に入稿し、平成30年9月までに刊行する予定である。なお、論文集の編集作業と併行して、本研究課題を通して得られた成果と課題をもとに、新たな研究課題についてさらなる研究の進展を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究課題の成果として刊行する予定であった論文集の刊行が出版社の諸事情で難しくなり、平成30年度に刊行することとなり、刊行経費として確保していた使用額を平成30年度に使用することとなったため。
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