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2018 年度 実績報告書

ケアの現場と人文学研究との協働による新たな〈老年学〉の構築

研究課題

研究課題/領域番号 26310105
研究機関岡山大学

研究代表者

本村 昌文  岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (80322973)

研究分担者 近田 真美子  福井医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00453283)
佐々木 守俊  岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (00713885)
出村 和彦  岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (30237028)
大貫 俊夫  岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (30708095)
吉葉 恭行  岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (50436177)
工藤 洋子  東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (70438547)
加藤 諭  東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
研究期間 (年度) 2014-07-18 – 2019-03-31
キーワード老い / 死生観 / ケア
研究実績の概要

前年度に出版社の事情により刊行を延期せざる得なかった研究成果の論文集について、原稿を取りまとめ、本村昌文・加藤諭・近田真美子・日笠晴香・吉葉恭行編『老い-人文学・ケアの現場・老年学』(ポラーノ出版、2019年3月28日)を刊行した。本書は3部構成(1部「現代日本における「老い」、2部「変容する「老い」、3部「「老い」の多様性」)であり、本研究の現代のケアの現場と人文学研究(日本、中国、欧米)との接点を形成し、新たな〈老年学〉を構築するというコンセプトに即したものとした。寄稿された論文は、2年目に行った日中国際シンポジウム、3年目に行った研究会での報告が中心となっている。さらに、研究期間中に見学・視察を行った介護施設や医療機関、介護者支援団体に関するコラムを設け、ケアの現場の現状と課題を知ることができるように配慮した。
本科研費による研究期間は今年度で終了であるが、成果を論文集としてまとめることを通して新たな課題(ケアの現場において生じている「迷惑をかけたくない」という意識に関する研究)が見出された。この点をめぐって、今後の展開についての検討をスタートさせるとともに、展望を緩和医療研究会において報告を行った。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (17件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (15件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ケアと「迷惑」-なぜ今日の高齢者はkれほどに「迷惑」を口にするのか2019

    • 著者名/発表者名
      諸岡了介
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 25-42

  • [雑誌論文] 訪問看護師と老人専門看護師の老いに対する価値観2019

    • 著者名/発表者名
      工藤洋子
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 43-66

  • [雑誌論文] 高齢者ケアに携わっている支援者の老年観-看護師、保健師、理学療法士の語りから2019

    • 著者名/発表者名
      近田真美子
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 67-91

  • [雑誌論文] 意思決定と感情の能力2019

    • 著者名/発表者名
      日笠晴香
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 93-112

  • [雑誌論文] 現代日本における「老い」と科学技術政策2019

    • 著者名/発表者名
      吉葉恭行
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 117-134

  • [雑誌論文] 『栄花物語』における「老い」の観念について2019

    • 著者名/発表者名
      小泉礼子
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 161-181

  • [雑誌論文] 『高野山往生伝』に見る老いと死-琳賢の「弥勒像」安置について2019

    • 著者名/発表者名
      佐々木守俊
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 183-204

  • [雑誌論文] 長生きはめでたいことなのか?-『徒然草』注釈から見る17世紀における「老い」の観念2019

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 205-224

  • [雑誌論文] 其弊は廃すべし、其制は廃すべからず-穂積陳重『隠居論』における社会進化と「老い」2019

    • 著者名/発表者名
      石澤理如
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 229-246

  • [雑誌論文] 明治末から大正期におけるメチニコフの「老い」をめぐる言説の受容2019

    • 著者名/発表者名
      島田雄一郎
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 247-264

  • [雑誌論文] 1960年代以前における献体運動と白菊会2019

    • 著者名/発表者名
      加藤諭
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 265-286

  • [雑誌論文] 翁童というナラティブ-『フランダースの犬』受容から考える2019

    • 著者名/発表者名
      植村友香子
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 287-307

  • [雑誌論文] 老いの境界-西洋の知見から2019

    • 著者名/発表者名
      出村和彦
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 313-332

  • [雑誌論文] 中世ヨーロッパの修道院における看取り-ハイスターバッハのカエサリウス『奇跡についての対話』を手がかりに2019

    • 著者名/発表者名
      大貫俊夫
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 333-350

  • [雑誌論文] 「自分が何者であるかも判らない」-ボーヴォワール『老い』に対する現象学的アプローチ2019

    • 著者名/発表者名
      田中菜摘
    • 雑誌名

      『老い-人文学・ケアの現場・老年学』

      巻: なし ページ: 351-372

  • [学会発表] 迷惑をかけない死とは何か-老いと死をめぐる人文学研究の立場から2019

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 学会等名
      第27回総会・第64回研究集会緩和医療研究会
  • [図書] 老い-人文学・ケアの現場・老年学2019

    • 著者名/発表者名
      本村昌文・加藤諭・近田真美子・日笠晴香・吉葉恭行
    • 総ページ数
      453
    • 出版者
      ポラーノ出版
    • ISBN
      978-4-908765-17-9

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公開日: 2019-12-27  

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