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2019 年度 研究成果報告書

高齢犯罪者の自己像の認識と、かれらの再社会化への挑戦に関する実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26310108
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分特設分野
研究分野 ネオ・ジェロントロジー
研究機関東洋大学

研究代表者

細井 洋子  東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (80073633)

研究分担者 平山 真理  白鴎大学, 法学部, 教授 (20406234)
辰野 文理  国士舘大学, 法学部, 教授 (60285749)
古川 隆司  追手門学院大学, 社会学部, 准教授 (60387925)
渡辺 芳  東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (70459832)
宿谷 晃弘  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80386531)
小柳 武  常磐大学, 総合政策学部, 教授 (90576216)
研究期間 (年度) 2014-07-18 – 2020-03-31
キーワード高齢犯罪者 / 再犯防止 / ライフヒストリー / 国際比較 / 高齢犯罪 / 自立支援 / 累犯窃盗 / 累犯薬物
研究成果の概要

本研究は、わが国の安全・安心を考える上で喫緊の課題は「高齢者の犯罪・累犯」について、国際的な視点を加え、その実情・動向について追試すると同時に、当事者の高齢女子犯罪者(受刑者)に焦点に、かれらの犯罪に至るまでの過程・それに対する意識・犯罪から脱却する過程について、かれらの「生の声」(記述方式)を聞き、実証的に明らかにした。以下の点を示すことができた。①全国の施設(刑務所など)に在所中の65歳以上の女子受刑者166人について、自己認識(自分の性格や生活状態についての意識23項目)の調査データを基に、多変量分析とクラスター分析により4群を抽出し、4類型の特徴に注視し、相互に比較した。

自由記述の分野

犯罪社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、わが国において顕著である、高齢者の犯罪の増加・高止まり傾向に注目し、その背後に何があるかについて明らかにすることの意義を求めた。特に、高齢者の犯罪の多くが万引きや詐欺といった比較的軽微な財産犯罪に見られ、しかもそれが繰り返し行われることへの問いかけを行った。研究を進める中で、とりわけ高齢女子の犯罪者が置かれている社会的背景(時代性)に注目し、社会的構造(人口構造の大きな歪み、家族形態の変容、日本型福祉の変化、日本型雇用の特徴など)の特異性が、わが国の高齢女性の犯罪を生み出す上で少なからぬ影響を与えてきたことを読み解くことができた

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公開日: 2021-02-19  

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