森林減少の主要因は,本助成による一連の研究により,周囲区画の影響と共に地形傾斜要素が媒介する人口密度であることが,統計モデルにより明らかになった。森林減少の定量的変化を,森林データ(人工衛星データ),人口メッシュデータ,地形データを同一メッシュに統合した説明変数に基づく空間統計モデルを探求した。 データは,日本に関して精密さを誇る地域メッシュデータ(人口)及び国土数値情報(地形・森林面積比率),世界に関して米国コロンビア大のGPWv3(人口),米国地質調査所作成のGTOPO30(地形),及び国連環境計画のLCDSを用い,統計モデルはAICとBICにより比較し,ベストモデルを求めた。
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