近年のCPUは1チップ上に多くのコアとキャッシュを持ち、スレッドレベル並列の利用とコア-メモリ間の速度差の緩和を行っている。エネルギー効率を上げるには、IO実行を行いキャッシュの電力を下げることが望ましいが、way数の増加は速度向上につながらず、キャッシュの供給電圧削減は難しい。そこで、まず、我々はALU cascadingに着目した。この技術はバイパス回路を複雑化させてしまうため、我々は早期に独立した命令の入れ替えを行い、バイパス回路を小規模化する手法を提案した。次に我々は余剰時間を生み出すDVFSに着目し、性能を低下させることなく動的に構成を変更するキャッシュを提案した。
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