依然としてコンピュータにはより高性能が期待されるが,CPU性能と比較してメモリ性能の改善が遅れており,IoTやディープラーニング等の近年注目されている応用分野を満足させることが困難である.このような背景のもとで,メモリの階層構造とアクセス方式を同時に改善することで,高性能かつ省電力なメモリを実現することが目標である.近年重要になりつつあるデータ構造のKey-Value Storeでの利用を想定し,フラッシュメモリを備えるIoTデバイスでの消費電力削減を検討している.Redisを主記憶上に構成しYCSBを用いて評価したところ,設定により効果に変化が現れるが,凡そ20%の電力削減を確認出来た.
|