本研究は、位置情報を利用したサービスを屋内外問わず提供できるようにすることを目的として「屋内外シームレス位置情報サービスオープンプラットフォーム(以下、本プラットフォーム)の構築を行った。具体的には、本プラットフォームの利用者となりうる鉄道駅や商業施設、スポーツ施設の関係者と共に要求仕様を明らかにし、GPSや準天頂衛星、BLEといった位置センサや空間情報基盤、RTKといった測位技術を適用し、屋内と屋外を意識することなく位置情報を収集・分析・可視化することの有用性を確認した。また、自治体職員などの方に利用頂き、専門技術を有せず位置情報サービスを提供可能な本プラットフォームの有効性を確認した。
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