女性の髪型や化粧を題材として印象評価収集ソフトウェアを開発し、30人の学生を被験者に招いて実証実験を行った。その結果、個々の被験者は少ない労力をかけながら、全員の評価結果を総合すれば納得できる一定の知見が得られることがわかった。また、本ソフトウェアでの実証実験結果として、どの被験者にも提示されていない写真が存在することがわかった。このような写真の評価を推定し、全ての写真を順位付けする、という方向で本研究は計画以上の派生を遂げた。次の題材として写真の自動加工に取り組み、当初の計画とは異なるアルゴリズムを最初から考案しなおすことで、これも実証実験で好結果を得ることができた。
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