脳血流や表情筋筋電を用いた4KTVのユーザ体感品質測定について様々な観点から検討した。まず、JPEG符号化したHDTV静止画像を観察した場合の表情筋筋電情報により符号化劣化の客観的評価ができることを検証した。次に、表示デバイスの画素解像度が異なる4K・PC・iPhoneに静止画像を提示した場合、「臨場感」に対して左右の側頭葉(ch2とch16)に有意差が見られ脳血流との相関変化あった。4K2K静止画像で嗜好の違いによって脳血流の変化量と主観評価値の相関性が一番高かったのは前頭葉の右側頭野(ch6)であることを明らかとした。
|