本研究では,可変スケールWebマップシステムの計算機構に関する研究に取り組み,次のようなシステムを開発し,評価実験により有用性を明らかにした.1)可変スケールWebマップ用道路データベースシステム:道路セグメントに対する認知的グルーピングと沿道の施設データとの紐づけにより道路ネットワークデータを質的に向上させる,2)Webマップサービス用道路ネットワーク総描システム:道路間の接続性と施設への到達性を損なわずに視認性を向上させるように重要な道路をオンデマンドで取捨選択して描画する,3)道なり経路探索システム:上記道路データベースを用いてストローク数最少の経路の中から最短経路を効率的に求める.
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