本研究の目的は、画像や映像などのマルチメディアデータの効率的な類似検索方法を開発することである。1.ピボットベクトルの各要素を独立に高速に改善できることを特徴とするピボット生成方法を提案し、L1距離を用いたレンジ検索性能の向上を実現した。2.データ可視化方法として、属性分布のZスコアに基づき部分データ集合の特徴をアノテーションとして抽出する方法を提案し、有効性を確認した。3.クラスタリング方法として、前処理でピボットを構築してからクラスタ生成を行うことを特徴とする方法を提案し、有効性を確認した。 何れも類似検索及び関連する大量データ活用技術に関して新規性を有する技術であり、有意義な成果である。
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