様々なシステムの認証を1つの認証サーバで行う統合認証環境では、利用する認証方式をユーザやサービスの特徴を考慮して選択することにより、安全かつ便利な認証連携を実現できる。我々は、大学等の学術機関において多数の導入実績があったShibboleth IdP V2に対して、認証方式のグループ化機能を組み込むことにより、これを実現するシステムを提案し、プロトタイプを作成した。また、研究途中にリリースされたShibboleth IdP V3に対しても同様の検討を行い、外部システムとの連携をうまく機能させることで、効率的にこれを実現するシステムを提案し、本学の統合認証システムに導入した。
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