世の中に出回っているスマートフォンアプリにはユーザーのプライバシ情報(ユーザーのメール内容や所在情報など)を漏洩させるなど悪性のものがあります.本研究では,スマートフォンの動作基盤であるフレームワークに動作ログの記録機構を組み込み,アプリ動作時のログの取得/分析手法を開発しました.ログを基に機械学習という手法を用い悪性アプリを分類する方法,また同じくログからアプリ内の広告表示の動作を調べる方法を開発しました.更に,全てのスマートフォンプラットフォームが備えるウェブブラウザがアプリの共通プラットフォームとなっていることに着目し,ブラウザに記録された情報をブラウザ外から取り出す手法を開発しました.
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