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2017 年度 研究成果報告書

物体の外観の能動的探索による物体認知促進メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26330174
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 認知科学
研究機関広島大学

研究代表者

笹岡 貴史  広島大学, 社会産学連携室, 准教授 (60367456)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード物体認知 / 身体化 / 心的回転 / 心的イメージ
研究成果の概要

本研究では,物体の外観を能動的に探索することで生じる物体認知の促進効果が,イメージ生成能力を運動系からの信号が補償することで生じているという仮説を,心理実験とfMRIによる脳機能計測によって検証した.心理実験ではイメージ生成能力が低いほど能動的探索の効果が大きいことが示された.実験前の安静時脳活動ではイメージ生成能力が低いほど運動野などで低周波変動の振幅が強まったが,実験後にそれが見られなくなることから,能動的探索によってイメージ生成能力に関わる脳ネットワークの個人差が減少したと考えられる.以上の結果は,仮説を支持するものであり,物体認知の促進効果に関わる脳内メカニズムの一端が明らかになった.

自由記述の分野

認知神経科学

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公開日: 2019-03-29  

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