近年、動画像処理の研究が様々な応用への適用を目指して活発に行われている。本研究では、(1)動的動画像中の動物体の抽出・追跡、および(2)動画像処理に基づく手術の状況解析、に焦点をあてた。(1)については、剛体が移動するシーンを動いているRGBDカメラにより動画像で撮像し、特徴点のクラスタリングに基づき各剛体を抽出・追跡する方法を提案した。(2)については、手術者の手の動作を認識する方法として、Bag-of-Wordsに基づく特徴と学習に基づく方法、早期認識する方法として、サブ動作を導入し、SVMや確率計算に基づく方法を提案した。実験により提案手法の有効性を検証した。
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