人々の健康や精神的豊かさへの貢献を目的とした情報コミュニケーション技術応用を進めた。とりわけ会話をしたり食事をとったりといった日常の行動を、より広く共にできるような仕組みを考案し、その実現性の検証も含めて、考案した仕組みが動作する装置の開発や有効性の評価を行った。特に離れ離れで食事時に時差がある人々が、共食会話をできる仕組みとして、映像音声処理によって会話の場を創出する試みを進め、映像再生速度を調整する手法、アバタを利用する手法、非母語話者を支援する手法等を提案した。手法の実現性、有効性は実験で確認したり、システムの実装により示した。
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