研究実績の概要 |
カレンダシステム内のスケジュール情報が実際の組織内でどのように繰り返し発生するかを調査し,その調査結果に基づいて,将来のスケジュール発生を予測する手法を確立し実装し評価した.その評価の結果を論文誌として発表した.(作業発生の規則性に基づく作業予測手法と評価,情報処理学会論文誌, vol.56, no.2, 543–553)
また,引継ぎに必要な「使い回し情報」とは何かを定義し,モデル化した.それらの知見に基づいて,仕事の引継ぎに必要な情報整理のツールを設計し,プロトタイプを実装し,対外発表を行った.(業務の引継ぎを支援する作業履歴保存方式の提案,情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-162, no.10)
さらに,周期的に発生する作業が,どの程度周期性を持っているかを評価する評価尺度を提案し,実際の組織における周期的に発生する作業が,この評価尺度によって判別できることを示し,対外発表を行った.(作業発生の規則性に基づく作業予測の信頼性評価手法,情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-162, no.9)
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