研究実績の概要 |
カレンダ情報を時系列ではない方法で整理することで,再利用可能な情報として蓄積する手法について検討し,プロトタイプを実装し対外発表した (Inboxによるカレンダ情報の整理手法,情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-163, no.15).また,仕事の引継ぎ情報を有効活用するアプリケーションを実装し,外部に公開した (https://github.com/nomlab/DTB).また,システムの概要について国際会議にて発表した (Acquiring Application History for Successful Handover of Business Tasks, Proc. 2015 18th Int. Conf. Network-Based Information Systems, pp.458-463).さらに,ユーザのアプリケーション操作履歴から収集した「使い回し情報」をユーザに分かり易い形で提示する方式を検討した.具体的には,電子メールツールとカレンダーツールを連携させることで,ユーザに「使い回し」を自然に提示できるユーザインタフェースを考案し,プロトタイプを実装した.(再利用情報を利用したメールとタスクの関連付けシステムの提案,情報処理学会研究報告,vol.2015-DPS-164, no.9).さらに, 繰り返し起こる作業について,繰り返し(リカーレンス)の周期の安定性を計測することで,未知のタスクを適切なグループに分類する手法を提案し,対外発表した (リカーレンスの信頼性を用いたタスク分類手法,情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-165, no.7).
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