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2015 年度 実施状況報告書

仕事の引継ぎに有用な情報の可視化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26330224
研究機関岡山大学

研究代表者

乃村 能成  岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (70274496)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードカレンダ / 仕事引継ぎ
研究実績の概要

カレンダ情報を時系列ではない方法で整理することで,再利用可能な情報として蓄積する手法について検討し,プロトタイプを実装し対外発表した
(Inboxによるカレンダ情報の整理手法,情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-163, no.15).また,仕事の引継ぎ情報を有効活用するアプリケーションを実装し,外部に公開した (https://github.com/nomlab/DTB).また,システムの概要について国際会議にて発表した (Acquiring Application History for Successful Handover of Business Tasks, Proc. 2015 18th Int. Conf. Network-Based Information Systems, pp.458-463).さらに,ユーザのアプリケーション操作履歴から収集した「使い回し情報」をユーザに分かり易い形で提示する方式を検討した.具体的には,電子メールツールとカレンダーツールを連携させることで,ユーザに「使い回し」を自然に提示できるユーザインタフェースを考案し,プロトタイプを実装した.(再利用情報を利用したメールとタスクの関連付けシステムの提案,情報処理学会研究報告,vol.2015-DPS-164, no.9).さらに,
繰り返し起こる作業について,繰り返し(リカーレンス)の周期の安定性を計測することで,未知のタスクを適切なグループに分類する手法を提案し,対外発表した
(リカーレンスの信頼性を用いたタスク分類手法,情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-165, no.7).

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の目標であった,収集した「使い回し情報」をユーザに分かり易い形で提示することについて,有効な方法を少なくとも1つ発見できたため.

今後の研究の推進方策

これまでの検討に基づいて作成してきたプロトタイプを統合することで,使い回しの支援ツールを開発し,評価する.また,広く一般にオープンソースとして公開することで,普及と性能向上を目指す.

次年度使用額が生じた理由

査読のある海外発表を計画していたが,適当な発表機会が得られなかったため.また,プロトタイプ実装において計算機を購入する計画があったが,現時点では不要と判断したため.

次年度使用額の使用計画

対外発表および計算機購入の資金としてあてたい.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Acquiring Application History for Successful Handover of Business Tasks2015

    • 著者名/発表者名
      Takuya Okada, Yoshinari Nomura
    • 雑誌名

      Proceedings of the 2015 18th International Conference on Network-Based Information Systems

      巻: 1 ページ: 458-463

    • DOI

      10.1109/NBiS.2015.70

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] リカーレンスの信頼性を用いたタスク分類手法2015

    • 著者名/発表者名
      北垣 千拡, 乃村 能成
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-165, no.7
    • 発表場所
      富山県黒部市
    • 年月日
      2015-12-10 – 2015-12-11
  • [学会発表] 再利用情報を利用したメールとタスクの関連付けシステムの提案2015

    • 著者名/発表者名
      小林 寛明, 乃村 能成
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告, vol.2015-DPS-164, no.9
    • 発表場所
      岡山県倉敷市
    • 年月日
      2015-09-10 – 2015-09-11
  • [学会発表] Inboxによるカレンダ情報の整理手法2015

    • 著者名/発表者名
      池田 ゆう子, 乃村 能成, 谷口 秀夫
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告 vol.2015-DPS-163, no.15
    • 発表場所
      沖縄県宮古市
    • 年月日
      2015-05-28 – 2015-05-29

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公開日: 2017-01-06  

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