コミュニケーションの場から疎外されがちな人に対して支援するロボットをデザインした.まず日常的な会話中の視線,顔の向き,表情,動作,およびそのタイミングなどを分析した.とくに,初対面の人同士の会話の沈黙場面,友人同士の食事中の自己開示場面の行動に着目して分析した.分析結果から人は会話をどのようにデザインしているかを明らかにし,その結果から会話を支援するロボットの行動のデザイン指針を明確にした.この指針に基づきデザインしたロボットを用いて実際に沈黙しがちな人同士の会話を活性化させる実験を行い,ユーザの行動やユーザの印象評価により効果を明らかにした.
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