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本研究では，質的時系列に位置情報を加えた「プロセス－動態データマイニング法」の開発に取り組んだ。主な成果は以下のとおりである。(1)外来診療イベントの発生源情報を元に位置情報を質的診療プロセス系列へ組み込む方法を考案し，受付から会計に至るまでの各部門の患者数動態を可視化した。(2)外来診療プロセスから診療所要時間を予測する診療プロセスマイニング手法を考案し，所要時間が長いケースでは処置や検査等が診察の間に実施される，あるいは注射が含まれる等の知見を得た。(3)期間付き状態関係に基づく新たな診療プロセスマイニング法を考案，イベントの継続期間や間隔の長短を含んだ頻出パターンの獲得を可能とした。
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