報酬獲得のための行動決定を調べるために、報酬までの労働負荷と報酬量の組み合わせを選択する行動決定課題を2匹のサルにトレーニングした。行動決定課題実施中に、眼窩前頭皮質から記録されたニューロンは始めに提示された選択肢と次に提示された選択肢に対する応答の組み合わせによって3種類に分類された。サルが実際に選択する期間では、最初の選択肢と次の選択肢の和の情報をコードした。またニューロン活動を記録した脳部位をムシモルにより一時的に不活性にした結果、サルの誤答率および選択の反応時間が増大した。さらに、GLMを用いてそれぞれのニューロン活動から選択を予測できるか調べ、30%のニューロンが正しく予測できた。
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