糖鎖機能解明のための機械学習モデル開発にあたり、事前に学習するモデルのトポロジーを決定する必要があり、そのため、入力された糖鎖構造のマルチプルアラインメントを行うアルゴリズムを開発することになった。MCAWツールを開発し、これ自体を用いて糖鎖の機能解明が可能であることが明らかになり、MCAWを用いた解析を行うことにした。解析には糖鎖アレイなどの技術から得られた糖鎖と糖鎖を認識するタンパク質間の結合親和性情報を用い、MCAWで解析した結果、文献と一致する結果を得ることができた。今後は解析した結果をデータベース化し、糖鎖のプロファイルを検索可能にする予定である。
|